ゴールデングローブ賞2026(第83回)の受賞結果が発表されました。映画賞シーズンの幕開けとも言えるこの賞は、「今年はどんな映画が評価されるのか?」を占う意味でも、毎年注目されています。
今回は、主要な受賞結果を中心に、映画好き目線で「今年の傾向」と「注目ポイント」を振り返っていきます。
ゴールデングローブ賞2026とは?
ゴールデングローブ賞は、アメリカの映画・ドラマを対象にした映画賞で、映画部門では 「ドラマ部門」 と 「ミュージカル/コメディ部門」 の2つに分かれて作品賞が選ばれるのが大きな特徴です。
アカデミー賞の前哨戦として語られることも多く、ここで評価された作品が、そのまま映画賞シーズンをリードしていくことも少なくありません。
ゴールデングローブ賞2026 主要受賞結果
今年のゴールデングローブ賞は、「らしい選択」と「意外性」が同時に見える結果に。まずは、映画賞シーズンの流れをつかむためにも、主要な受賞結果からチェックしていきましょう。
最優秀作品賞(ドラマ)

『ハムネット』
シェイクスピア作品の背景にある喪失や創作の痛みを描いた、静かで重みのあるドラマ。派手な展開で引っ張るタイプではなく、じわじわ心に残る映画で、「通好み」「文学的」という言葉がしっくりきます。
ゴールデングローブ賞のドラマ部門らしく、「今年はこういう落ち着いた作品を評価するんだな」と感じさせる、納得感のある受賞でした。
作品データ
- 監督:クロエ・ジャオ
- 原作:マギー・オファーレル
- 主なキャスト:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、ジョー・アルウィン
- 原題:Hamnet
- 上映時間:126分
- 制作国:イギリス
Amioクロエ・ジャオ監督って聞くだけで気になる。『ノマドランド』でアカデミー賞作品賞を取った監督だし、これは一度ちゃんと観ておきたい一本。
最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ)


『ワン・バトル・アフター・アナザー』
ポール・トーマス・アンダーソン監督作が、ミュージカル/コメディ部門の作品賞を獲得。ジャンル名だけ見ると少し意外だけど、勢いとエネルギーで押し切る感じは、この部門らしい選ばれ方です。
重厚なドラマ部門とは対照的で、「今年のグローブ賞、ちゃんと振り幅あるな」と思わせてくれる一本でした。エンタメ性と作家性を両立した作品として、ゴールデングローブ賞らしい結果になりました。
作品データ
- 監督:ポール・トーマス・アンダーソン
- 主なキャスト:レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ
- 原題:One Battle After Another
- 上映時間:162分
- 制作国:アメリカ
最優秀監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン
(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
やっぱり来たか、という印象のPTA監督賞。独特の語り口や構成力は健在で、作家性そのものが評価された結果に感じます。
作品賞に続いての受賞ということもあって、この時点で「今年の映画賞シーズンの主役、ほぼ決まりでは?」と思った人も多いはず。
最優秀脚本賞
ポール・トーマス・アンダーソン
(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
さらに脚本賞も受賞して、監督賞とのダブル受賞。演出だけでなく、物語そのものの強さがしっかり評価された年になりました。
正直、この結果を見ると、「ゴールデングローブ賞2026はこの作品だったな」と振り返られる年になりそうです。
今年のゴールデングローブ賞を象徴するのはこの作品
今年のゴールデングローブ賞を振り返ってみると、やはり名前が何度も挙がるのは『ワン・バトル・アフター・アナザー』。
作品賞(ミュージカル/コメディ)に加えて、監督賞・脚本賞まで受賞したことで、「この年のグローブ賞といえばこの一本」という印象がかなり強く残りました。
一方で、ドラマ部門では『ハムネット』のような静かで文学的な作品が選ばれており、今年は派手さ一辺倒ではなく、作品の振り幅をしっかり評価した年だったとも言えそうです。
重厚なドラマと、勢いのある作家性作品。その両方が並んだ結果こそが、2026年のゴールデングローブ賞を象徴しているのかもしれません。



2026年のゴールデングローブ賞を振り返ると、作品の “方向性の違い” がはっきり分かれる結果になったのが印象的でした。
このあとの映画賞シーズンはどうなる?
ゴールデングローブ賞の結果を見る限り、このあとの映画賞シーズンも、『ワン・バトル・アフター・アナザー』を中心に動いていきそうな雰囲気です。
監督賞・脚本賞まで評価されたことで、アカデミー賞でも主要部門に名前が挙がってくる可能性はかなり高め。「ここからどこまで伸びるのか?」という点も、注目ポイントになりそうです。
一方で、ドラマ部門で選ばれた『ハムネット』のような作品は、賞レース後半でじわじわ評価を積み上げてくるタイプ。結果だけでなく、どんな作品が残っていくのかを見るのも映画賞シーズンの楽しみ方ですよね。
この先の賞を追いかけながら、「この作品、やっぱり観ておけばよかったかも」なんて思う時間も含めて、今年の映画賞シーズンを楽しんでいきたいところです。
まとめ
ゴールデングローブ賞2026は、重厚なドラマと勢いのある作家性作品、その両方がしっかり評価された年でした。『ハムネット』のような静かな作品が選ばれる一方で、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が複数部門を制したことで、今年の映画賞シーズンの空気感も、なんとなく見えてきた気がします。
映画賞は、結果を追いかけるだけでなく、「次に何を観ようかな」と考えるきっかけになるのも楽しいところ。この先の賞レースを眺めつつ、気になった作品を映画館で拾っていく。そんな楽しみ方で、今年の映画賞シーズンを味わってみてはいかがでしょうか。



今年もここから映画賞シーズンが本格スタート。ゴールデングローブ賞を見ていると、アカデミー賞はどうなるんだろう?って考えるのも楽しい時間ですね ♪

