マーベル用語の基礎知識|MCU・フェーズ・マルチバースをざっくり解説!

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マーベル映画を観ていると、たまに出てくる専門用語。

「MCU?」「フェーズ?」「マルチバース?」「アース199999?」

なんとなく聞いたことはあるけれど、正直ちょっとややこしい…と思ったことはありませんか?

でも大丈夫。この記事では、マーベル映画をより楽しむために知っておきたい基本の用語を、初心者向けにわかりやすくまとめました。

全部覚える必要はありません。「ああ、こういう意味だったのか」くらいでOK。作品のつながりや設定が少しずつ見えてくると、マーベルの世界がもっと面白く感じられるはずです。

目次

まずはココ!マーベル用語を超ざっくり早わかり!

まずは “これだけ知っておけば大丈夫!” というマーベル用語をざっくり一覧にまとめました。なんとなくのイメージだけでもつかんでおけば、映画もグッと見やすくなりますよ!

用語意味ざっくり出てくる作品例
MCUマーベル映画の世界の総称『アイアンマン』以降全部
フェーズ映画の“区切り”や“シーズン”のようなものフェーズ1〜5
マルチバースパラレルワールド・別世界『ドクター・ストレンジ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
アース199999MCUのメイン世界の名前全体を通して
インフィニティ・ストーン宇宙の力がつまった6つの石『アベンジャーズ』シリーズ

マーベル映画って、なんでこんなに用語が多いの?

マーベル映画って、観れば観るほど出てくる謎のワードたち。「MCU」「フェーズ」「マルチバース」…もうカタカナの波状攻撃!って感じですよね。

でもこれ、実はちゃんと理由があります。マーベル映画は2008年の『アイアンマン』から、ず〜っとひとつの大きな物語としてつながっているんです。

作品数もどんどん増えて、キャラも世界も広がって、「この映画はどこに位置するの?」「どうつながってるの?」…っていうのを整理するために、いろんな専門用語が生まれました。

ここでは、その中でもよく聞く3つを、ざっくり解説します!

MCUってなに?マーベルの世界をまとめた言葉

「MCU」とは、Marvel Cinematic Universe(マーベル・シネマティック・ユニバース)の略。

ざっくり言えば、“マーベル映画ぜんぶをひとつの世界として見たときの呼び方”です。

たとえば『アイアンマン』も『キャプテン・アメリカ』も『アベンジャーズ』も、全部このMCUの中の出来事。

キャラたちが映画を越えて共演したり、事件がつながっていたりするのは、この「MCU」だからこそなんです。

つまりMCUって、「マーベル映画は実は全部つながってるよ!」という看板のようなものなんです。

フェーズって?物語を区切る “シーズン” みたいなもの

「フェーズ」は、マーベル映画を時期ごとに区切ったシリーズの名前みたいなもの。「フェーズ1」は『アイアンマン』〜『アベンジャーズ』まで。

「フェーズ2」はその後の展開、「フェーズ3」は最大のクライマックス『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』へ…と続いていきます。

それぞれのフェーズごとに、テーマや展開が少しずつ違っていて、まるでドラマの “シーズン1・シーズン2” みたいな感覚です。

ちなみに現在(2025年時点)は「フェーズ5」に突入中。フェーズごとに「どこから観たらいい?」って目安にもなります!

マルチバースとは?無限に広がる “もしもの世界”

「マルチバース」は、簡単に言うと“別の世界線” や “パラレルワールド” のこと。

たとえば、別の宇宙ではスパイダーマンが全然違う人だったり、トニー・スターク(アイアンマン)が生きている未来があったり、全員がゾンビ化してしまう世界があったり…

つまり、「本編とは違う、もうひとつのマーベル世界」がたくさん存在している、という設定です。

このマルチバースのおかげで、いろんなスパイダーマンが共演したり、過去に死んだキャラが “別世界” として戻ってきたりするわけです。

最近のマーベル映画やドラマでは、この「マルチバース」設定がめちゃくちゃ重要になってきてます。でも深く考えすぎず、「いろんな世界があるってことでOK!」ぐらいのノリで楽しむのが◎。

Amio

この3つの用語を知っておくだけで、マーベルの世界が一気にわかりやすくなります!次のセクションでは、さらに「よく出てくるけど意外と知らない」用語をざっくり解説していきますね!

知っておきたい!よく出てくるマーベル用語

「MCU」や「フェーズ」以外にも、マーベル作品を観ているとよく出てくる専門用語がいくつかあります。

「アース199999って何?「インフィニティ・ストーンって結局なんだったの?」など、気になってるけどスルーしてきたワード、ここでざっくり整理しちゃいましょう!

アース199999って?マーベル映画の “世界線” の名前

「アース199999」は、MCU(マーベル映画の世界)が存在している “並行世界のひとつ” という意味。マーベルの世界は、実はたくさんの「アース(地球)」でできています。

それぞれ違う時代、違うヒーロー、違う出来事が起きている “別世界” として設定されていて、その中のひとつが映画版のMCU=アース199999というわけです。

ちなみに、原作コミックの世界は「アース616」と呼ばれています(映画ではこの辺が逆転したりもしますが、それはまた別の話…!)。

つまり、「アース199999」という言葉が出てきたら「これはMCU(映画の世界)のことなんだな」と思えばOK!

S.H.I.E.L.D.やアベンジャーズってどう違う?

このふたつ、どっちもヒーローに関係してるけど、実は役割が全然ちがいます。

  • S.H.I.E.L.D.(シールド)
    国際的な秘密諜報機関。超人や宇宙人の脅威から世界を守るため、影から動いてる組織です。ニック・フューリーやフィル・コールソンなどが所属していて、ヒーローたちをスカウトしたり、サポートしたりしてます。
  • アベンジャーズ
    選ばれたヒーローたちによるチーム。アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクたちが集まって、地球規模の危機に立ち向かうために結成されたのが「アベンジャーズ」です。なので、シールドは裏方/アベンジャーズは前線の戦うヒーロー部隊、ってイメージで覚えておくとスッキリします!

インフィニティ・ストーンって何だったの?

インフィニティ・ストーンは、宇宙を構成する6つのエネルギーを秘めた石のこと。

それぞれが超強力で、単体でもヤバい力を持っているんですが、6つ集めて使うと「全宇宙の命を半分にする」なんてことも可能になるほど。

インフィニティ・ストーン一覧
  1. スペース(空間)ストーン:どこにでも瞬間移動できる
  2. マインド(精神)ストーン:心を操れる
  3. リアリティ(現実)ストーン:現実をねじ曲げられる
  4. パワー(力)ストーン:超破壊力
  5. タイム(時間)ストーン:時間を巻き戻したり早送りしたり
  6. ソウル(魂)ストーン:魂に関する謎多き力(代償も重い)
Amio

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』で、サノスがこれらを集めて大事件を起こすのが、MCUの大きな山場でした。今後の作品ではあまり登場しないかもしれませんが、マーベルの歴史を語るうえで外せない存在です。

X-MENやファンタスティック・フォーはどこにいるの?

「X-MENってマーベルのヒーローなのに、MCUには出てこないの?」と思っている人、多いと思います。

実は、これまで『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』の映画シリーズは、“20世紀FOX” という別の映画会社が映画化の権利を持っていたため、MCUには登場できなかったんです。

でも、2020年にディズニーが20世紀FOXを買収したことで、ついにMCUに登場する準備が整いました!

最近では、

マーベル映画3本のポスター
  • 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ではX-MENのプロフェッサーXがサプライズ登場
  • 『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)では、旧X-MENキャラたちがついに本格的にMCUと合流しています。
  • 2025年7月25日に日本を含む世界各地で公開された最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、ファンタスティック・フォーが初めて正式にMCUに迎えられました。
Amio

これからのMCUでは、ファンタスティック・フォーとX‑MENたちの共演も期待されていて、新しい展開がどんどん楽しみになってきますね!

このへんの用語を知っておくと、映画のセリフや展開もよりスムーズに理解できて、観るのがグッと楽しくなりますよ!

次は、初心者がとくに迷いやすい「時系列」や「どこから観たらいいの?」について、ざっくりまとめていきます!

ちょっとややこしいけど、知ってると面白い!

マーベル映画って、シリーズが長くなるにつれて “あれ…?どうなってるの?” って感じることも増えてきます。

「キャストが変わった?」「前と違う設定になってる?」なんてことも。でも、それもマーベルの面白さのひとつ!

ちょっとややこしいけど、知っておくと世界の広がりをもっと楽しめる、そんな話をざっくり紹介します。

リキャスト・マルチバース・リブート…どう違う?

似てるようで全然ちがうこの3つ。映画好きでも混乱しがちなので、ここでざっくり整理!

  • リキャスト(Recast)=役者チェンジ
    キャラクターはそのままで、中の人(俳優)が変わること。

    例:初代ウォーマシン(テレンス・ハワード)が、2作目からドン・チードルに交代した件。制作側の事情(契約やギャラなど)で変わることもありますが、ストーリー的には“同じ人物”として扱われます。
  • マルチバース(Multiverse)=別世界の存在
    「もし別の世界に、違うスパイダーマンがいたら…?」を実現してくれる設定。世界がいくつもあるという前提なので、同じキャラでも顔や性格が違う“別バージョン”が登場します。

    例:『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、トム・ホランドの3人が同時にスパイディとして共演!
  • リブート(Reboot)=物語の仕切り直し
    ストーリーもキャストもリセットして一からやり直すこと。過去の作品とは直接つながらない“新しい解釈”として再スタート。

    例:『ファンタスティック・フォー』は過去に何度もリブートされてます。今後のMCUでも、完全に新キャスト&新設定で再登場する予定!

原作と映画で設定が違うこともある?

マーベル映画は、あくまで原作コミックをベースにした “映画版の世界” です。なので、映画だけのアレンジや変更もけっこう多いんです。

たとえば…

  • 原作ではアイアンマンを作ったのはベトナム戦争中→映画では中東の戦場に変更
  • 映画のMCUでは「アース199999」だけど、原作だと「アース616」
  • 原作で死んでるキャラが映画では生きてる(逆もある)

これは、現代の観客に合わせて話をアップデートしてるからなんですね。だから、「原作とちがう!」とガッカリせず、「映画版のマーベルはこう来たか〜!」と楽しむのが正解◎

これからのMCU、どこへ向かう?

『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一区切りついたMCU。それ以降は、“新しい世代” のヒーローや、“マルチバース” を使った別世界の展開が中心になってきています。

最近は…

  • 若いヒーロー(ミズ・マーベル、ケイト・ビショップ など)が増えてきた
  • 『ロキ』『ドクター・ストレンジ』などでマルチバースの伏線が進行中
  • 『デッドプール&ウルヴァリン』などで旧シリーズのキャラが合流

正直、「ちょっと複雑になってきた…」って感じる人も少なくないと思います(わたしもその一人)。

でも、これってマーベルが新しいチャプターに進んでる証拠でもあるんですよね。今はちょっと様子見の時期だけど、またきっと「あの頃みたいにワクワクできる瞬間」が来る。

そんな期待を込めて、これからもMCUをゆるっと追いかけていきましょう!

おまけ編|知ってるとちょっと通っぽい!マーベル小ネタ用語

ちょっとしたマーベルの小ネタを知っておくだけで、映画がもっと楽しくなるかも?ここでは“通っぽい”用語を、ゆるっと紹介します!

スタン・リー

マーベル界の“生みの親”!アイアンマン、スパイダーマン、X-MENなど、数々のヒーローを生み出した伝説の編集者。

初期のマーベル映画では、毎回ちょこっと登場してたおじいちゃんです。見つけたらちょっと嬉しい!

ポストクレジットシーン

マーベル映画を最後まで観るべき理由!エンドロールのあとに流れる “ちょっとした予告” や “意味深なワンシーン”。

「次回作に続く…!?」って想像がふくらむ、ファンなら見逃せないポイントです!

おわりに|知ってるともっと楽しくなる、マーベルの世界!

マーベル映画って、ただ観てるだけでも楽しいけど、背景にある “世界観” や “用語の意味” がわかると、楽しみ方がグッと広がります。

ちょっとややこしいところもあるけど、それも含めてマーベルらしさ。ひとつのユニバースが広がって、いろんなキャラや物語がつながっていくのって、なんだかロマンですよね。

これからMCUにハマっていく人も、ちょっと離れてたけどまた観てみようかなって人も、知識ゼロからでも全然大丈夫!一緒にゆるっと楽しんでいきましょう。

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