映画ファンなら一度はチェックしたい「アカデミー賞」ですが、初心者の方にはちょっとハードルが高く感じることもありますよね。
そこで今回は、アカデミー賞の受賞作品の中から「これだけは観てほしい!」というおすすめの名作10本をピックアップしました。
どれもストーリーも演技も評価が高く、映画の世界にぐっと引き込んでくれる作品ばかり。映画アワードに興味がある方も、これから映画を楽しみたい方も、ぜひ参考にしてみてください!
アカデミー賞とは?
アカデミー賞は1929年に始まった、毎年アメリカで開催される、映画界で最も有名で権威のある賞のひとつです。
優れた映画作品や俳優、監督などに贈られ、その年の映画の顔とも言える存在です。受賞作は世界中で話題になり、映画ファンにとっては必見の作品ばかり。
これから映画を楽しむ人にとっても、作品選びの参考になる大切な指標です。
アカデミー賞受賞おすすめ映画10選
アカデミー賞は世界で最も権威のある映画賞の一つ。ここで受賞した作品は、質の高さや話題性で多くの映画ファンに愛されています。
今回は初心者の方にも楽しんでもらえるよう、名作から最近話題の作品まで、特におすすめの10本をピックアップしました。
ぜひ気になる作品をチェックして、映画の世界をもっと楽しんでくださいね。
『ゴッドファーザー』(1972年)

公開年 | 1972年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
主演 | マーロン・ブランド |
出典:映画.com「ゴッドファーザー」
受賞部門
作品賞、主演男優賞、脚色賞
マフィア一家を舞台に、家族の絆や権力争いをリアルに描いた不朽の名作です。
アル・パチーノやマーロン・ブランドの圧倒的な演技は、今なお多くの映画ファンを魅了し続けています。
映画史に名を刻む一本として、初心者の方にもぜひご覧いただきたい作品です。
『タイタニック』(1997年)

公開年 | 1997年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ジェームズ・キャメロン |
主演 | レオナルド・ディカプリオ |
出典:映画.com「タイタニック」
受賞部門
作品賞、監督賞ほか11部門受賞
1912年に実際に起きた豪華客船タイタニック号の沈没事故を背景に、身分の異なる若い男女の恋愛を描いた感動作です。
ジェームズ・キャメロン監督の壮大なスケールの映像美と、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレットの名演が世界中で話題となりました。
歴史的悲劇と純愛が交差する物語は、何度観ても心を揺さぶられます。
『シンドラーのリスト』(1994年)

公開年 | 1994年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
主演 | リーアム・ニーソン |
出典:映画.com「シンドラーのリスト」
受賞部門
作品賞、監督賞ほか7部門受賞
第二次世界大戦中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが、自らの工場でユダヤ人を雇用し、1,000人以上の命を救った実話を基にした作品です。
スティーヴン・スピルバーグ監督が、全編ほぼモノクロ映像で描くことで、当時の悲惨さと人間の尊厳を深く刻み込みました。
重く深いテーマながら、ラストには人間の善意と希望が感じられる、映画史に残る感動の名作です。
『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1995年)

公開年 | 1995年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ロバート・ゼメキス |
主演 | トム・ハンクス |
出典:映画.com「フォレスト・ガンプ 一期一会」
受賞部門
作品賞、監督賞、主演男優賞ほか6部門受賞
アラバマ州出身の心優しい青年フォレスト・ガンプが、数々の歴史的出来事に偶然関わりながらも、真っすぐに人生を歩んでいく姿を描いた作品です。
トム・ハンクスの名演と、心に響くセリフの数々が魅力で、笑いあり涙ありのヒューマンドラマとして世界中で愛されています。
人生の意味や人とのつながりについて考えさせられる、温かくも深い感動作です。
『ラ・ラ・ランド』(2017年)

公開年 | 2017年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | デイミアン・チャゼル |
主演 | ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン |
出典:映画.com「ラ・ラ・ランド」
受賞部門
監督賞、主演女優賞ほか6部門受賞
夢を追いかけるジャズピアニストのセバスチャンと、女優志望のミアの恋と葛藤を描いたミュージカル映画です。
色鮮やかな映像美と、美しい音楽、そしてロサンゼルスの街並みを背景に繰り広げられるダンスシーンが魅力。
華やかさの中に切なさが詰まっており、夢と現実の間で揺れる二人の姿が多くの観客の心をつかみました。
『ノマドランド』(2021年)

公開年 | 2021年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | クロエ・ジャオ |
主演 | フランシス・マクドーマンド |
出典:映画.com「ノマドランド」
受賞部門
作品賞、監督賞、主演女優賞の3部門受賞
アメリカ西部を舞台に、住む家を持たず車で旅をしながら季節労働で生計を立てる女性・ファーンの姿を描いたロードムービーです。
広大な自然と静かな日常の映像が美しく、孤独や喪失、そして自由に生きることの意味を静かに問いかけます。
主演のフランシス・マクドーマンドの自然体な演技と、実在のノマド(遊牧民)たちの出演が作品に深いリアリティを与えています。
『ビューティフル・マインド』(2002年)

公開年 | 2002年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ロン・ハワード |
主演 | ラッセル・クロウ |
出典:映画.com「ビューティフル・マインド」
受賞部門
作品賞、監督賞ほか4部門受賞
数学の天才ジョン・ナッシュの半生を描いた感動の人間ドラマです。
若くして画期的な理論を打ち立てたナッシュは、統合失調症という病に苦しみながらも、愛する妻と共に困難に立ち向かいます。
ラッセル・クロウの熱演と、最後に明かされる真実が胸を打つストーリー展開で、知性と愛の力の尊さを感じさせる作品です。
『グリーンブック』(2019年)

公開年 | 2019年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ピーター・ファレリー |
主演 | ヴィゴ・モーテンセン |
出典:映画.com「グリーンブック」
受賞部門
作品賞、脚本賞、助演男優賞の3部門受賞
1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人天才ピアニストとイタリア系運転手の実話に基づく交流を描いた感動作です。
人種差別が色濃く残る時代、旅を通じて二人は立場や価値観の違いを超え、固い友情を築いていきます。
ユーモアと温かさ、そして社会的メッセージが絶妙に融合した物語で、観終わった後に心が温まる一本です。
『シカゴ』(2003年)

公開年 | 2003年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ロブ・マーシャル |
主演 | レニー・ゼルウィガー |
出典:映画.com「シカゴ」
受賞部門
作品賞、助演女優賞ほか6部門受賞
1920年代のシカゴを舞台に、愛と裏切り、そして名声を巡る女性たちの野心を描いたミュージカル映画です。
ジャズのリズムに乗せて、華やかなダンスや印象的な楽曲が次々と繰り広げられます。
ブロードウェイの舞台を映画ならではの演出で大胆にアレンジしており、テンポの良い展開とスタイリッシュな映像美が魅力です。
『パラサイト 半地下の家族』(2020年)

公開年 | 2020年 |
制作国 | 韓国 |
監督 | ポン・ジュノ |
主演 | ソン・ガンホ |
出典:映画.com「パラサイト 半地下の家族」
受賞部門
作品賞、国際長編映画賞ほか4部門受賞
韓国の都市部を舞台に、裕福な家庭と貧しい家庭という対照的な二つの家族が出会い、次第に複雑で予測不能な展開へと進んでいく社会派サスペンスです。
格差や階級といったテーマを、ユーモアとスリルを交えて描き出し、観る者を最後まで引き込みます。
第92回アカデミー賞で作品賞を含む4部門を受賞し、非英語作品として史上初めて作品賞に輝いた、映画史的にも画期的な一本です。

パラサイトは、最初はちょっとコミカルなのに、気づいたら背筋がゾクッとする展開に…。ラストまで一気に持っていかれる、まさに “映画のジェットコースター”!
受賞作を観ることで広がる映画の楽しみ方
アカデミー賞の受賞作品は、映画の質の高さや話題性が認められたものばかり。これらの映画を観ることで、新しいジャンルや監督、俳優との出会いが生まれ、映画の世界がぐっと広がります。
また、受賞作品にはその時代の社会背景や文化が反映されていることも多く、映画を通して歴史や人間ドラマを学ぶきっかけにもなります。
さらに、受賞作を追いかけることで、映画祭やアワードの動向にも詳しくなり、映画ファン仲間との話題作りにもピッタリです。
初心者さんも気軽に楽しめるので、まずは気になる1本から観てみてくださいね。
まとめ
今回は、初心者向けにアカデミー賞の魅力とおすすめの受賞作品10選を紹介しました。
アカデミー賞は映画界で最も権威ある賞であり、その受賞作品は映画ファンならぜひチェックしたい名作ばかりです。
今回紹介した作品はジャンルや年代もさまざまで、あなたの映画ライフを豊かにしてくれるはず。まずは気になる作品から観てみて、映画の世界をどんどん楽しんでくださいね。