映画賞シーズン完全ロードマップ|ヴェネチアからアカデミー賞まで

映画賞シーズンが近づくと、「ゴールデングローブ?」「BAFTA?」「カンヌ?」…正直、どれがどれだっけ?ってなる人も多いはず。

でも実は、映画賞シーズンってバラバラに見えて、ちゃんと“流れ”があるんです。

年明けに話題作が動き出して、評価が積み重なって、最後にアカデミー賞へ向かっていく。まるで一本の長い物語みたいに。

この記事では、そんな映画賞シーズンを時系列で一気に追えるロードマップとしてまとめました。「今どの賞を見ればいいの?」「アカデミー賞まで、どうつながってるの?」そんな疑問が、この記事を読めばスッと整理できるはず。

映画好きなら、知っておくとちょっと楽しくなる。今年の映画賞シーズン、どんな流れで盛り上がっていくのかを見ていきましょう。

目次

映画賞シーズンとは?

「映画賞シーズン」とは、毎年秋〜翌年春にかけて、世界中で主要な映画賞が立て続けに発表・授賞される時期のこと。

ざっくり言うと、その年の “評価された映画たち” が、次々とスポットライトを浴びていく期間です。

最初に話題になりやすいのは、ベネチア国際映画祭やトロント国際映画祭といった秋の映画祭。そこから、ゴールデングローブ賞、BAFTA(英国アカデミー賞)などが続き、クライマックスとして待っているのがアカデミー賞。

この流れの中で、

  • 評価がじわじわ固まっていく作品
  • 賞レースを通して一気に注目される作品
  • 思わぬところから話題になる作品

が見えてくるのが、映画賞シーズンの面白さ。

ただ受賞結果を追うだけじゃなく、「次はどの作品が来そう?」と予想しながら楽しめるのも、この時期ならでは。

映画好きにとっては、新作チェックがいちばん楽しくなる季節かもしれません

映画賞シーズン完全ロードマップ【時系列】

映画賞シーズンと聞くと、「結局、どの賞をいつ見ればいいの?」と迷いがち。でも、実はこの流れ、時系列で追っていくとかなりシンプルです。

映画賞シーズンは、秋の国際映画祭を起点に、翌年3月のアカデミー賞へ向かって盛り上がっていくもの。

まずは全体像を、ロードマップとしてざっくり確認してみましょう。

時期映画賞位置づけ・役割
9月ヴェネチア国際映画祭映画賞シーズンの起点
1月ゴールデングローブ賞シーズンの号砲・話題性
2月BAFTA(英国アカデミー賞)本命候補の見極め
3月アカデミー賞シーズンの集大成

※この流れとは別に、5月にはカンヌ国際映画祭という重要な存在もあります(後述)。

9月|ヴェネチア国際映画祭

映画賞シーズンは、ここから静かに動き始めます

9月に開催されるヴェネチア国際映画祭は、「この年の賞レースを担う作品はどれか?」を最初に示す場として注目される映画祭です。

カンヌが “芸術性の頂点” だとしたら、ヴェネチアは賞レースが本格的に動き出すスタートライン

ここで金獅子賞を獲得した作品や高い評価を受けた作品は、そのまま北米の映画賞シーズンへ突入していくことも多く、「これはアカデミー賞を狙ってきてるな」という作品が、はっきり見えてきます。

実際、
ヴェネチア → 各国映画祭 → ゴールデングローブ → アカデミー賞

という王道ルートをたどる作品も少なくありません。9月の時点で話題になった映画は、その後の映画賞シーズンを通して何度も名前を見ることになる可能性大。

ここから一気に、“本命候補” が現実味を帯びてくるタイミングです。

1月|ゴールデングローブ賞

映画賞シーズンの空気が、一気に世の中に広がるタイミング。それがゴールデングローブ賞です。

ドラマ部門とミュージカル/コメディ部門に分かれているのが特徴で、重厚な作品からエンタメ性の高い作品まで、幅広くスポットが当たります。

この賞の役割は、とにかく話題を作ること

「今年はこの映画が来てるらしい」
「名前をよく聞くようになった」

そんな空気を一気に加速させる存在です。ここで受賞・注目された作品は、その後の映画賞シーズンでも繰り返し名前が挙がり、アカデミー賞候補として一気に現実味を帯びてきます

映画賞シーズンが本格的に動き出すきっかけとして、まずチェックしておきたい賞のひとつです。

2月|BAFTA(英国アカデミー賞)

ゴールデングローブで一気に広がった話題を、「で、どれが本当に評価されてるの?」と冷静に見極めるのがBAFTA

英国アカデミー賞は、派手さよりも完成度や演技、脚本といった部分が重視されやすく、映画ファンの間では「通好み」「堅実な結果になりやすい賞」として知られています。

そのため、ここで受賞した作品は、アカデミー賞の本命候補として一気に信頼度が上がる

ゴールデングローブが “勢い” なら、BAFTAは “評価の裏付け”。映画賞シーズンを追ううえで、この結果を見逃すと流れを読み違えがちです。

アカデミー賞直前のこの時期、「今年はこれで決まりかも」と感じさせる作品が、はっきり浮かび上がってくるタイミングでもあります。

3月|アカデミー賞

映画賞シーズンの最終ゴールともいえるのが、毎年3月に開催されるアカデミー賞。世界中の映画ファンが注目する、まさに “映画界の頂点” です。

作品賞・主演男優賞/女優賞・監督賞など主要部門の結果は、その年の映画史を象徴する存在。ここで評価された作品は「その年を代表する映画」として、長く語り継がれていきます。

また、ゴールデングローブ賞やBAFTAなど、それまでの映画賞レースの流れが集約される場でもあるのがアカデミー賞の面白さ。

「前哨戦で評価されてきた作品が、そのまま獲るのか?」
「最後に大逆転が起きるのか?」

そんなドラマも含めて、毎年ワクワクさせてくれます。映画好きなら、結果だけでなくノミネート作品をチェックするだけでも一年が楽しくなる

Amio

長い映画賞シーズンのラストを飾るのが、アカデミー賞。まさに最高のフィナーレです。

番外編|5月|カンヌ国際映画祭

映画賞シーズンの本流とは少し距離がありながら、映画という表現の最前線を示すのがカンヌ国際映画祭

毎年5月に開催されるカンヌは、話題性や受賞数よりも、作家性・挑戦性・芸術性が強く評価される場所です。ここでパルム・ドールを獲得した作品は、すぐにアカデミー賞レースに直結するとは限りません。

ただし、数か月後に「そういえば、あの作品…」と再び注目されることも多く、後の映画賞候補が生まれる“源泉”のような存在でもあります。

映画賞シーズンを追ううえでは、「勝つ・負ける」ではなく、これから語られていく映画を先取りする場として見るのが、いちばん楽しいかもしれません。

ロードマップで見ると、映画賞はこう楽しめる

映画賞シーズンは、結果だけを見るよりも、流れで追うほうが何倍も楽しくなります

たとえば、ゴールデングローブやヴェネチアで名前が出た作品を見て、「これ、もしかして最後まで来るんじゃない?」と予想してみるだけでも、映画賞シーズンはちょっとしたゲーム感覚に。

もうひとつ楽しいのが、「この作品、ずっと名前聞くな?」という感覚です。あちこちの映画賞で繰り返しノミネートされていくうちに、いつの間にか本命候補として定着していく。その過程を見守るのも、映画賞ならではの面白さ。

そして忘れちゃいけないのが、受賞だけじゃなく、落選も含めてドラマだということ。本命と言われていた作品が意外と獲れなかったり、ノーマークだった一本が一気に評価されたり。そういう予想外の展開も含めて、映画賞シーズンは盛り上がります。

ロードマップを頭に入れておくだけで、「今はどの段階なのか」「次は何が来るのか」が自然と見えてくる。映画賞は、追いかけるほどに楽しくなるイベントです。

Amio

ここまで追ってきた作品が、最後にアカデミー賞で呼ばれた瞬間、ちょっとした達成感があり、楽しいんですよね。

今年の映画賞シーズン、ここに注目!

今年の映画賞シーズンを追っていくと、どうしても名前が何度も出てくるのが罪人たちワン・バトル・アフター・アナザー

ゴールデングローブ賞で評価され、そこからノミネートや受賞の流れが続いていく様子を見ると、「やっぱりこの2本が今年の軸なんだな」と感じさせられます。

特に印象的なのは、
ゴールデングローブ → アカデミー賞へとつながる王道ルートに、この2作品がしっかり乗っていること。

話題性だけで終わらず、評価が積み重なりながら本命候補として名前が残り続ける。まさに映画賞シーズンらしい動きを見せています。

このあと、どの賞で評価が伸びるのか、そして最終的にアカデミー賞ではどうなるのか。流れを知った上で追いかけると、映画賞シーズンはぐっと面白くなります。

まとめ|映画賞シーズンは、映画ファンの “お祭り”

映画賞シーズンは、結果だけを見るものではなく、流れごと楽しむイベント

ヴェネチアから静かに始まり、ゴールデングローブで一気に盛り上がり、BAFTAで本命が見えてきて、最後にアカデミー賞ですべてが集約される。

この流れを知っているだけで、映画賞の見え方は大きく変わります。

途中から参加しても、まったく問題ありません。気になった作品をひとつ追いかけるだけでも、映画賞シーズンはちゃんと楽しい。

今年は、どの作品が最後に名前を呼ばれるのか。映画ファンにとっては、そんな予想を楽しめるのも、映画賞シーズンならではの魅力です。

Amio

正直、今年はPTA作品がどこまで行くのか追いかけるだけでも、かなり楽しいです。

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